八枝神社では4月第3土曜日・日曜日に例大祭を行う。かつては、4月20日・21日に行っていたものであるが、近い土曜日・日曜日に行うように祭日を変更したものである。
八枝神社は、地域の鎮守ではなく、広く崇敬者を持つ神社であり、崇敬者は「平心講」と称する団体を、地域ごとに組織している。例大祭は、この「平心講」が主として代参で参拝する日となっている。大字平方の南・下宿・上宿は、地区=平心講となっており、講員が総参りをする。参加可能な者がすべて参加するというものである。また、大字平方の新田は、さらに細部に分かれて参拝している。
また、例大祭には八枝神社の神楽殿で、里神楽が奉納される。この里神楽のことを太々神楽ともいうため、この例大祭のことを「ダイダイ」とも呼んだ。
平成27年は4月18日(土)、19日(日)に例大祭が行われた。
期日 平成27年4月18日(土)~19日(日)
時間 7:00~16:00 (両日)
場所 上尾市平方 八枝神社
1 神楽殿の準備
八枝神社の例祭日のうち日曜日には、神楽が上演される。朝、八枝神社が神楽殿を開けるなど準備を行う。平成27年は4月19日の日曜日に行われた。
2 神楽の準備
神楽は、さいたま市西区清河寺の島村社中に依頼して上演している。島村社中が到着すると、社中が持参した背景幕を張る。舞台正面前には、御神酒と鈴・幣・榊。楽器の大拍子・太鼓・笛を用意する。
3 神楽奏上
最初に巫女の1人舞。次に住吉三神を奏上する。住吉三神は、上筒男命、中筒男命、底筒男命の舞の後、三番叟の舞が続く。このほか、蛇殺しと呼ばれる大蛇退治、神明種蒔が上演され、最後には山神の1人舞で上演が終了する。