東京都清瀬市上清戸は、西武鉄道池袋線の清瀬駅の北に位置する。清瀬市自体が北から西にかけては埼玉県所沢市、北から東にかけては新座市に隣接し、大きく埼玉県に突き出した形になっている。
 お獅子様は、現在4月29日にお迎えして祭りを行い、翌日の30日に送っている。お獅子様の巡廻の最も古い記録である嘉永4(1851)年の記録にも上清戸の記述はあり、巡廻の全貌が掌握できる明治17年の記録にも記述がある。また、明治後期から昭和初期の4月末から5月初めには、練馬区(田柄、高松、貫井、石神井)、杉並区井草、富士見市(中水子、針ケ谷)のと共に巡廻をした記録もある。近年まで5月3日に朝霞市根岸と共にお獅子様を行ってきたという。

期日 平成27年4月29日(水)  時間 7:30~19:00  場所 東京都清瀬市上清戸 行事の現地呼称 平心講上清戸神輿祭り 


1 上清戸での行事(講元の家に到着)

 上清戸の平心講の講元の家に到着すると、お獅子様を家の門に安置する。門には臼を逆様に置き、お獅子様はこの上に安置させる。また、八枝神社から借りて来た幟も、お獅子様と共に飾る。
 講元の家では、受付を開設し、お札等を求める者を迎える。


2 上清戸での行事(講元の家を出発・移動)

 お獅子様を再びトラックの荷台に載せ、上清戸の鎮守である日枝神社に向かう。


3 上清戸での行事(日枝神社に到着)

 お獅子様は日枝神社に到着すると、神輿と共に本殿前に安置させる。神輿には「平心講」の提燈がかけられ、神輿の中には八枝神社から頂いた金色の御幣が納められる。