収録日 平成21年8月29日(土) 収録場所 上尾市コミュニティセンター 上演団体 松澤社中
- 基本的な演目
- ツケガマの演目
- 楽器の使い方
- 出演者
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基本的な演目としては、三番叟・出雲神詠・神明種蒔・山神があります。
三番叟は、最初に上演する演目です。全体が住吉三神と三番叟にわかれ、上筒男命・中筒男命・底筒男命の3神が舞い、その後、三番叟の舞となります。なお、三番叟の演目中は、三番御神酒といって御神酒が供えられます。出雲神詠は、大蛇退治とか蛇殺しといい、足名椎が娘である櫛名田比売を八岐大蛇から救おうと須佐之男命に依頼する内容です。須佐之男命を祭神とする氷川神社の多い地域では、この演目の上演が多くみられます。神明種蒔は、天狐が鍬で耕し種を蒔いていると、モドキが登場して種を食べてしまいます。これを天狐はとがめ、モドキを化かしてからかうという内容です。山神は、最後に太夫元が舞うものとされています。 -
ツケガマでは、巫女舞と狐の舞が行われます。巫女舞は、巫女面をつけ、御幣と鈴、次に榊と鈴、最後に鈴と小刀を持って舞います。狐の舞は、狐面をつけ御幣と鈴を持って舞います。
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大拍子はすべての演目で使用される太鼓の一種です。このほか、太鼓(小太鼓)も伴奏楽器として比較的多く使用されます。なお、大拍子と太鼓は1人で同時に演奏が可能です。笛は、7孔5本調子もしくは6本調子の篠笛で、すべての演目で使用されます。
平太鼓は、現在「神明種蒔」の天狐が登場する演目で使用しています。また、鉦は三番叟のなかで、三番叟が陽気に踊る際に使用されています。 -
巫女舞(ツケガマ)
上村 和男(巫女) 松澤 大(大拍子) 砂田 正夫(太鼓) 清水 清(笛)
狐の舞(ツケガマ)
上村 和男(狐) 松澤 大(大拍子) 清水 清(笛) 砂田 正夫(太鼓)
三番叟(住吉三神・三番叟)
砂田 正夫(上筒男命・三番叟) 矢島 昭二(中筒男命) 松澤 大(底筒男命・鉦) 清水 清(大拍子・平太鼓・太鼓)
上村 和男(笛)
八雲神詠
矢島 昭二(足名椎) 増井 美智子(櫛名田比売) 砂田 正夫(八岐大蛇) 上村 和男(須佐之男命)
松澤 大(大拍子・平太鼓・太鼓) 清水 清(笛)
神明種蒔
松澤 大(天狐) 砂田 正夫(モドキ) 清水 清(大拍子) 矢島 昭二(平太鼓) 上村 和男(笛)
山神
松澤 大(山神) 清水 清(大拍子) 砂田 正夫(太鼓) 上村 和男(笛)