第六天神社
【大山講と大山灯籠】
 須ケ谷地区では、大山講が大山灯籠行事を行っている。大山講の講中は、第六天神社の氏子会員とほぼ一致しているため、実際は氏子会員が行事を行っている。大山阿夫利神社への代参は、これまで毎年行ってきたが、平成十八年以降休止している。かつては、講中でくじ引きをして代参者を決めていた。番号が書かれた竹製のくじを順番に引いていき、最後に残った番号の前後の二人が代参に行っていた。

【灯籠立て】
 七月二十六日の昼過ぎに「灯籠立て」といい、灯籠を立てる。現在は、講中のうち、神社総代を含む数人で灯籠立てを行っている。

【構造と灯明】
 灯籠は、木製の組立式である。灯明は、古くは講中が順番で毎晩ろうそくの火を灯してきたが、現在は電球を自動点灯している。

【設営】
 須ケ谷の鎮守である、第六天神社の境内に灯籠を立てる。灯籠を立てる穴は常設され、普段は蓋で閉じている。まず、竿を立て、火袋を載せる。次に灯籠を囲むように、竹を四方に立て、その竹に注連縄を張る。注連縄に紙垂を飾り付け、設営を終えると拝礼を行う。

【灯籠倒し】
 八月十七日の昼過ぎに「灯籠倒し」といい、灯籠を片付ける。