上尾市域では、多くの地域で祭りばやしを伝承し、そのうち市指定・登録無形民俗文化財が合わせて15件となっています。すべて神田ばやし系の祭りばやしで、小太鼓2人、大太鼓1人、笛1人、摺鉦1人の5人1組で演奏するものです。笛は7孔の篠笛、摺鉦は裏打ちをします。
演目は、屋台・鎌倉・シチョウメ・岡崎(ニンバ)等で、かつては昇殿・神田丸等も伝承していました。7月の祇園祭で演奏されるのが基本で、山車・囃子櫓などで演奏するのが伝統的な形式となります。また、平方地区ではタカウマに太鼓を付けて、歩きながら演奏します。