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 平方祇園祭のどろいんきょ行事は「天王様」とも呼ばれ、悪疫退散などを祈願した夏祭りです。現在は、平方上宿地区で、7月の「海の日」の前の日曜日に行われています。古くは旧平方村全体の行事で、上宿・下宿・南・新田の4地区を順番に神輿が渡御する形で行われてきました。
 行事は神輿の渡御が中心で、神輿は普通の神輿1基と、白木作りで装飾のない隠居神輿の1基の合計2基があり、「隠居神輿」を渡御の途中、あらかじめ水を撒いてある庭などの「神酒所」で、神輿の担ぎ手たちが、水を掛けられながら地面に転がします。隠居神輿も担ぎ手も泥だらけになることから「どろいんきょ」と呼ばれています。渡御の途中、「山車の引廻し」や「ひょっとこ踊り」なども行われます。
普及編映像
   平方上宿の祇園祭
   どろいんきょ
      (40分00秒)